亀有エリアの浮気調査についてです。駅はもちろん亀有駅。
この地域はある少年漫画の舞台ともなっている、下町観光スポット。
それ以外は閑静な住宅街と大型施設「アリオ亀有」、ここはイトーヨーカドーをはじめ、様々なテナントが入っておりファッションから食品、エンターテイメントすべてが備わっている施設になります。
今回、浮気調査は亀有駅周辺の実際行われた行動調査についての報告です。
まず依頼人は新婚ホヤホヤの主婦の女性、対象者、ターゲットは旦那です。
依頼に当たっての経緯ですが、結婚する前は葛飾区の亀有に半同棲生活を送っており、旦那の地元だったそうです。結婚してからは部屋も狭いので、少し離れた区に引っ越しをしました。同棲生活中はあまり気にはしなかったのですが、引っ越しを終えてから、平日の仕事帰りも、週末もたまに亀有に行くと言い頻繁に出かけることが増えてきました。
夫は女性友達も多い事を知っていましたが、そこまで女癖が悪いと言う印象はなく、依頼人は旦那の女友達とも連絡を取合う仲だったそうです。
ある日、葛飾区亀有の地元からの帰り、旦那は深酒をした様子。気分がよかったのか、楽しそうに地元の事を話すのですが、そこである女友達の名前とその子供の話をしている最中まるで自分の子のように話をし始め、依頼人が不思議そうに聞いていると、そのことに気づき慌てて訂正をして言い直したそうです。
めったにそんな仕草をしない旦那なのにこれはおかしい、ちょっと真相を知りたくなり今回の依頼に至ったそうです。
まずは浮気の疑いもあるので、誰に接触をしているかターゲットの素行を調べます。
予め、依頼者から夫の行動は聞いていたので、出かける時間帯を見計らい、対象者自宅付近で待機する。依頼者である奥さんから連絡が入り、調査開始。移動手段は電車のよう、お酒を飲む予定なのか自分の車では移動しない様だ。
それにしても飲み会は、普通夕方くらいからが一般的なのですが、朝10時に出発し家を出るのは何かが引っ掛かる。
そんな思いを感じながら、尾行を開始、亀有駅に着くと行く目的が決まっているのか北口へ出ていき亀有駅前郵便局方面の住宅街へ、実家は南口なので友人の家へ向かっているのか、後を付けていく。
すると対象者はあるマンションの前まで来ると誰かに電話をしだす。
数分後マンションから出てきたのは子持ちの女性。ベービーカーを引いておりまだ赤ん坊は小さい。慣れ親しんだ様子で元の亀有駅へ戻る。
対象者と一緒に居る女性をよく見ると、奥さんが、調査依頼の際、情報提供として提出した写真の中にターゲットの女友達として説明をされた人物。
相手女性は母子家庭なのか、旦那が存在するのかは定かではないが、そうなると依頼人は何の目的でこの女性に会いに来たのか。まだ今の段階で浮気、不貞を断言できない為そのまま尾行を続行。
にしても傍から見たら完全な3人家族。たまに顔を見つめ合う2人。探偵の経験則上ただの友達ではない臭いのする光景でした。
南口を出て亀有リリオという建物を通り過ぎ葛飾区亀有3丁目の光明寺を通り過ぎると、アリオ亀有と言う大型集合施設があり3人はその中へ入って行く。
この辺では大きい施設で何でもそろう場所でもある。そんな中目的は何か尾行をしていると、3階へ、場所はアカチャンホンポアリオ亀有店、ここはベビー用品や衣服、おもちゃがそろっており、おそらくその女性の子供の為だと思われる。特にこれと言って目的は無かったのか店内をぐるぐる回っている。
この状況の場合、探偵として行わなければいけない行動は、対象は何の目的でここにきているのか、浮気をしているのかそれとも本当の友達なのか、それとも・・・その女性との間の隠し子なのか色々な予想や想定をして行動をしなければなりません。
ただし、確実にと勝手に思い込みではなくあくまで「そうなのかもしれない」という事である。
思い込みでの調査は違う感情が入るので調査に支障が出ます。
ここはその一緒に居る女性とどのような会話をしているのかで、関係性が見えてくると思い近づきます。すると対象者と女性に店員が近づいて何やらお店の品物を紹介しているようで旦那が会話をしている。
調査員はあくまでお客のフリをして店の商品を見ながら会話や動きを見ていると、とんでもない会話が入ってきました。
簡単に言うと、子供は自分の子で、まだ籍は入れてないなど具体的な話をしている。
こんな時は、カメラや証拠写真を撮ると言うより会話を録音するのが探偵です。音声によって証拠をつかみます。
店を後にした3人は一階のフードコートで食事を済ませ、女性マンションへと帰っていきました。その時間、まだ15時です。帰り道はまるで新婚かのようにキスをしたり腕を組んだりとしながら女性宅マンションへ帰っていきました。その後、夜11時対象の旦那が家から出てきます。そのまま自宅へ帰り、調査は終了しました。
依頼人に報告を済ませると、ショックで何も考えられないほど刺激が強く悲しんでいました。調査を終えた後。数日後再度依頼の電話が入り、相手の女性の詳細とどれだけ頻繁に会っているか深く調査をしてほしいとの依頼でした。
吹っ切れたのか離婚をする事を決め、浮気や、隠し子がいる事、それが自分の結婚した時期とかぶっていることありとあらゆるところまで徹底的に調べ慰謝料を取るそうです。
旦那は一流企業に務めるエリートのようなので、その選択に至ったのかもしれません。